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秘密結社サラリーマン 第9回
あれから何年が過ぎただろう。


網走支所での窓際族生活に別れを告げ、私は今東京の本社で
後輩の指導にあたっている。


2006号「何度言ったら分かる!発音は『イーッ!』なんだよ!」

後輩「イィーッ!」

2006号「そんな事じゃ立派な戦闘員になれんぞ!さあもう一度!!!」

後輩「イーッ!」


懸命に発声練習を行う後輩達を見るたびに、自分の若い頃を思い出して
胸が締め付けられる。――決してスーツがきつい訳ではない。


そんなある日、私は仕事帰りに、後輩の一人に呼び止められた。


後輩「先輩、ちょっと相談があるんですが…」

2006号「ん?どうしたんだ黒い顔、いや暗い顔して」

後輩「黒いのはスーツですよ!…最近、自分がこの仕事に向いていない
    んじゃないかと思って」

2006号「……」

後輩「一体、俺達のやっている事って何なんだろう、って思うんです。
    毎日毎日悪役として振る舞って、ライダーにやられて、その
    繰り返しですよね。2006号さんは何のためにこの仕事を続けて
    いるんですか?」


やはり、みんな同じところに行き着くのだな、と私は感じた。


確かに自分たちのやっていることは、傍目から見れば「悪役」
二文字でしか説明されない。


皆同じ格好をさせられ、番号で管理される。

道を歩けば職務質問され、子供達には嫌われる。


この後輩が自身の存在意義を見失いそうになっているのも、ある意味
当然の結果なのだろう。

だがこいつは忘れている。自分たちが存在することが、どれだけ
大切なのかを。だから私が教えてやらなければならない。


2006号「…いいか、よく聞け」


俯きがちに顔を上げた後輩に、私はゆっくりと話し始めた…。
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コメント
この記事へのコメント
おおお、気になる展開!!
次回楽しみにしてますよw
2006/02/26(日) 19:44:54 | URL | ちぃ #-[ 編集]
「少年ジャンプ」を読んでいたころの気持ちを思い出させてもらいましたよ、この、いいところでひっぱる感に笑
2006/02/26(日) 21:05:56 | URL | ハラキリ #-[ 編集]
い、いや。単に文章長くなりそうだっt(ry

次回は最終回です。お楽しみに。
2006/02/26(日) 22:09:18 | URL | Plus #uxXR52ms[ 編集]
え~、遂に最終回・・・
なんか寂しい感じがしますw
2006/02/26(日) 22:42:39 | URL | ちぃ #-[ 編集]
いいですね、確かに続きが気になる終わり方・・・w
え?最終回?
ちぃさんと同じ意見ですw
2006/03/01(水) 17:51:10 | URL | 2-7 #zHrtcxpQ[ 編集]
まあ、何を言いたいかなんて簡単に予想できそうですけどね。

色々と言い回しを考えるのに時間がかかってなかなか記事を出せないですが、もうちょっと待っていただければ。

このストーリー展開で続けるとなると、まさに週間ジャンプ症候群にかかりそうなんで、ここで勘弁ですw


※週間ジャンプ症候群は自分の造語です。際限なく上がり続ける戦闘力、どんなストーリーも最後にはアクションモノに変わってしまう無理矢理なストーリー展開を総称してこう言ってます。
2006/03/01(水) 23:56:03 | URL | Plus #uxXR52ms[ 編集]
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